日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
終値 9652.02（+256.70） 終値 9650 （+270）
寄り付き 9512.52 寄り付き 9570
安値／高値 9508.92─9652.02 安値/高値 9500─9660
出来高(万株) 205675 出来高(単位) 63961
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［東京 ２１日 ロイター］ 東京株式市場で日経平均は５日続伸となった。米株高を
受けて高寄りし堅調に推移した半面、午前中はやや方向感に欠ける展開となった。動きが
出たのは午後２時半過ぎ。先物でまとまった買いが入り、相場を押し上げたという。大引
け近くになって前営業日比で２００円を超す上昇となり、９６００円台で高値引けした。
東証１部騰落数は値上がり１４７９銘柄に対して値下がり１６０銘柄、変わらずが６０
銘柄。東証１部売買代金は１兆２９６５億円だった。
きょうの東京市場は大引け近くに上げ幅を拡大したものの、一日を通しては先物での短
期売買以外に目立った動きがなく、手掛かり難のなかで方向感に欠ける展開となった。グ
ローベックス（シカゴの２４時間金融先物取引システム）で米株先物が軟調なこともあり
市場では「上昇を続ける米株に警戒感もあり、全体的に模様眺めムードが強かった」
（国内投信）との声がきかれた。
為替は朝方の１ドル９４円台から一時、９３円台へとやや円高に振れ、警戒感も強かっ
たという。市場では「円高になかなか一服感が出ない。一方、今晩、バーナンキ米ＦＲＢ
議長による下院金融委員会での金融政策についての証言も控えており、積極的に買う動機
に乏しかった」（国内証券）との声が出ている。
きょう、衆議院が午後の本会議で解散された。市場では「過去のデータでみると衆議院
解散から投票日までの株価は比較的堅調だ。期待が先行しやすい期間でもあり、売り込み
にくい」（準大手証券情報担当者）との声が出ている。同関係者は「今週後半から本格化
する国内企業の４―６月期決算も悲観を織り込んでいるため、予想以上に悪くなければポ
ジティブサプライズになる可能性がある」とみている。
業種別では、非鉄金属、鉄鋼、機械が堅調。空運は下落した。
銘柄別では、ソニー<6758.T>、キヤノン<7751.T>、トヨタ自動車<7203.T>などの主力株、
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ
<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などの大手銀行株、国際石油開発帝石
<1605.T>、住友金属鉱山<5713.T>などの資源関連株が幅広く買われた。
井関農機<6310.T>、クミアイ化学工業<4996.T>など農業関連銘柄も物色された。
（ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者）
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