[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国時間の原油先物は急落。国際エネルギー機関(IEA)が石油備蓄放出で合意したと発表したことを受けた。タカ派的な米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を背景にドルが上昇したことも重しとなった。
引けにかけて売りが強まり、北海ブレント先物・米WTI先物とも終値で3月16日以来の安値を付けた。
清算値は、北海ブレント先物が5.57ドル(5.2%)安の1バレル=101.07ドル。WTI先物が5.73ドル(5.6%)安の96.23ドル。
IEAは6日、ロシアのウクライナ進行を受けた原油価格の上昇を抑制するために加盟国が1億2000万バレルの石油備蓄の放出で合意したと発表した。半分を米国が担うという。
米連邦準備理事会(FRB)が6日に公表した3月15─16日のFOMC議事要旨で、保有国債を月600億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)を月350億ドル削減することで「おおむね合意」していたことが分かった。3カ月、あるいは「やや長い期間」をかけ、段階的に実施する見込みという。