[チューリヒ 27日 ロイター] - オーストリアのネハンマー首相は27日、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナとの捕虜交換で協議する用意があると表明したと語った。オーストリアに対する天然ガス供給のコミットメントを果たす考えを示したことも明らかにした。
プーチン大統領との45分間の電話会談後、記者団に語った。
ネハンマー首相は、捕虜交換について「実際にプーチン大統領に交渉する用意ができているかは複雑な問題」とも述べた。
ロシア政府は声明で、プーチン大統領がネハンマー首相との電話会談、ウクライナはロシアとの和平交渉を「妨害している」と非難したことを明らかにした。
プーチン大統領はさらに、ロシアが、アゾフ海と黒海で船舶の安全な航路確保に向けた措置を講じていることも伝えた。
また、声明によると、オーストリアに対する天然ガス供給に関する契約上の義務を順守する確約を再確認した。オーストリアは国内で必要とするガスの80%をロシアから輸入する。