[ニューヨーク 26日 ロイター] 27日から始まる週の米国株式市場は、これまでに好決算を支援材料に数カ月ぶり高値に上昇してきたことから、上げ相場が一服する可能性がある。
ダウ工業株30種<.DJI>は前週、終値で1月以来初めて9000ドルを回復。S&P総合500種<.SPX>は24日、3月9日につけた終値ベースでの12年ぶり安値を44.7%上回る979.26で引けた。複数の主要企業の決算が市場予想を上回ったことが支援材料になった。
ウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズのシニア株式市場ストラテジスト、Scott Marcouiller氏は「市場は決算が予想を上回ったというよりは予想ほど悪くなかったことを好感した」と指摘。「警戒が必要。まだ(上昇を)抑えることはできないが、今後、調整が入る見通しだ」と語った。
24日の米株市場では、マイクロソフト
週足ではダウは4%高、S&Pは4.1%高、ナスダックは4.2%高となった。
今週も一連の主要企業が決算発表を控えている。石油大手エクソンモービル
また今週の市場では、バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長の講演や、31日発表の第2・四半期米国内総生産(GDP)速報値、27日発表の6月米新築1戸建て住宅販売、28日発表の7月米消費者信頼感指数などの経済指標が注目される見通し。
バーナンキ議長はFRBの金融危機対応や景気回復における役割について講演する。PBSテレビによると、講演は26日に収録され27―29日にPBSで放送される。
フィフス・サード・アセットマネジメントのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・オーガスティン氏は「企業決算は引き続き、市場予想を上回る見通しだが、市場はこれまでかなり速いペースで大きく上昇してきたため、好決算の効果は恐らく薄れるだろう」と指摘した。
今週はエクソン、ディズニーのほか、バレロ・エナジー
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