[28日 ロイター] - 調査会社コックス・オートモーティブは28日、今年の米自動車販売台数予想を1530万台から1440万台に下方修正した。同社と中古車販売カーマックス傘下の調査会社エドモンズ・ドットコムのアナリストらは、サプライチェーン(供給網)問題の継続で当面は販売店の新車不足が続くとみている。
ただ6月の販売台数は前月比でやや増加するとも予想した。
エドモンズは、第2・四半期の販売台数は前期を上回るものの、落ち込んでいた前年同期にも届かない水準になると予想。同社のエグゼクティブディレクター、ジェシカ・コールドウェル氏は、「現時点で今年の自動車生産回復が見込める公算はかなり小さい。だが利益率は依然高く、消費者の累積需要は不足が続くことで蓄積し続けるばかりだ」と述べた。
コックスのシニアエコノミスト、チャーリー・チェスボロー氏は、「経済環境はここ数カ月で悪化したが、自動車業界が今直面する最大の逆風はなお供給不足だ」と述べた。