日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:>
終値 9786.82(-78.81) 終値 9780(-70)
寄り付き 9824.17 寄り付き 9830
安値/高値 9755.81─9855.89 安値/高値 9750─9860
出来高(万株) 245944 出来高(単位) 53668
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[東京 9日 ロイター] 東京株式市場で日経平均<.N225>は3日ぶり反落。軟調な
アジア株や円高進行を嫌気して下げ幅を広げた。急ピッチな上昇で過熱感が出ていたこと
もあり、短期筋の利益確定売りが鉄鋼や自動車などに出た。12日のメジャーSQ(特別
清算指数)算出に向けて思惑的な売りもあったとみられている。海外年金など長期の実需
マネーはリバランスが中心で、海外のマクロ指標発表を前に様子見気分が強いという。
東証1部騰落数は値上がり571銘柄に対して値下がり1004銘柄、変わらずが
124銘柄だった。東証1部売買代金は1兆5229億円。
市場から歓迎する声が多く聞かれた下落となった。日経平均は5月18日の安値から前
日の年初来高値まで15営業日で約1000円上昇しており、「テクニカル的な過熱感が
出ているため、一休みしたほうが上昇トレンドを維持しやすい」(野村証券エクイティ・
マーケットアナリストの佐藤雅彦氏)とみられていたためだ。
国内の機関投資家からも「株価はいったん適度な水準まで戻ったとみてある程度売却し
たが、売却資金を次はどこに振り向けようか悩んでいる。押し目待ちに押し目なしの状態
だ」(国内損保系アセットマネジメントのファンドマネージャー)との声が出ており、
いったんの株価調整が待ち望まれている。
ただ国内機関投資家が望むほどの調整となるかは微妙だ。実需マネーが次の材料待ちの
姿勢をとるなかで、材料株中心の個人投資家を除くと、現在の相場は週末のメジャーSQ
に向けた売買を交錯させている短期筋がメーンプレーヤーとなっている。日経平均は後場
に軟調なアジア株や円高を嫌気した売りで下げ幅を広げたが、9750円以下でSQを迎
えたい向きからの売りも強かったという。一方で9750円以上でSQを迎えたい向きも
いるため、SQ週で一番荒れやすいといわれるあす水曜日に向けて緊張感は高まっている。
個別銘柄では、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>や三菱UFJフィナンシャル
・グループ<8306.T>などメガバンク株が利益確定売りに反落。円高進行でトヨタ自動車
<7203.T>、キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>などの主力株もさえなかった。ジーエス・
ユアサ コーポレーション<6674.T>も反落した。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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<.AV.T> 東証第1部出来高上位30傑
<.AM.T> 東証第1部売買代金上位30傑
<.PG.T> 東証第1部値上がり率上位30傑
<.PL.T> 東証第1部値下がり率上位30傑
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<.NL.T> 東証第1部値下がり幅上位30傑
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<.AM.Q> ジャスダック売買代金上位30傑
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<.TOPXC> TOPIX CORE30
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