💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

S&Pは1000を試す展開、上昇一服の可能性も=今週の米国株式市場

発行済 2009-08-03 07:56

 [ニューヨーク 2日 ロイター] 3日から始まる週の米国株式市場は、S&P総合500種指数が1000を試す展開となる見通しだが、上昇が続くかどうかは米経済指標と企業決算が景気安定化をあらためて示す材料となるかどうかに左右される。

 今週発表の指標で最も重要視されるのは7月の雇用統計だ。景気が回復に向かう中でも失業者数は高水準にとどまるとみられているものの、7月の統計では増加のペースが前月から鈍化すると予想されている。

 企業決算ではプロクター・アンド・ ギャンブル(P&G)、クラフト・フーズ、シスコシステムズなどが発表を予定している。

 企業決算が市場を予想を上回り、経済指標では景気後退が最悪期を脱したことが示される中、過去5カ月間のS&P500<.SPX>のパフォーマンスは1938年以来の底堅さとなっている。

 ただ、同指数は3月の12年ぶり安値水準から46%上昇しており、特に今週発表されるデータがそれほど強い内容とならなければ、この流れが一服する可能性もある。

 市場では、S&Pが心理的な節目となる1000を超えるかどうかに注目が集まる。大台に迫るにともない抵抗が予想されるものの、いったん超えれば買いシグナルとなり、一段の上昇を呼ぶ可能性がある。

 キャピタル・フィナンシャル・アドバイザリー・サービシズのキース・スプリンガー社長は、株価の動きは著しいものの、出来高はそうではないと指摘。株価を支えるためには今後数週間により強い材料が必要になるとの見方を示した。

 

 消費支出活発化の兆しを探る投資家の間では、P&Gの決算にとりわけ注目が集まる。

 6月の個人所得統計にも、貯蓄率の観点などから関心が集まり、ロイターのまとめによると、個人所得は5月の1.4%増加に対して6月は1%減少する見通し。また、5月のデータでは貯蓄率が1959年の統計開始以来の高水準を記録していた。

 7日発表の7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が32万人減少すると予想されているものの、6月の46万7000人減より小幅な落ち込みにとどまる見通し。失業率は9.6%と予想されている。

 雇用関連では、5日のADP全米雇用報告と6日の失業保険申請件数、その他ではISM製造業・非製造業景気指数や製造業新規受注、住宅販売保留指数などにも注目が集まる。

  

原文参照番号[nN02293678](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nN02293678]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます