UPDATE1: 米国株式市場＝反発、商品価格高や金利低下受け

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ダウ工業株３０種（ドル）<.DJI>

　　　　　終値 　　　　8770.92（＋31.90）

　　　前営業日終値　　 　8739.02（‐24.04）

ナスダック総合<.IXIC>

　　　　　終値　　　　　　　　　1862.37（＋9.29）

　　　前営業日終値　　 　1853.08（‐7.05）

Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>

　　　　　終値　　　　　　　　　944.89（＋5.74）

　　　前営業日終値　　 　939.15（‐3.28）

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　［ニューヨーク　１１日　ロイター］　米株式相場は反発。商品（コモディティ）価格

の上昇や労働市場の改善、金利の大幅低下などを好感した。米３０年債入札で堅調な需要

が示された後に主要株価指数がいずれも一時１％超上昇したが、その後は引けにかけて伸

び悩んだ。

　国際エネルギー機関（ＩＥＡ）が１０カ月ぶりに石油需要予測を引き上げたことを好感

してエネルギー株が上げを主導。原油相場は一時１バレル＝７３ドルを超える水準まで上

昇した。これを受けて資源株が買われ、シェブロンは２．４％、アルコア

は６．４％、それぞれ上昇。Ｓ＆Ｐエネルギー株指数<.GSPE>は１．８％高となった。

　銀行株も大幅高となり、フィラデルフィアＫＢＷ銀行株指数<.BKX>は２．６％上昇。ゴ

ールドマン・サックスが一部地銀の投資判断を引き上げたことや、キーフ・ブリュイエッ

ト・アンド・ウッズ（ＫＢＷ）がバンク・オブ・アメリカ（バンカメ）の投資判

断などを引き上げたことが支援材料となった。

　３０年債入札で堅調な需要が示されたことを受け、この日の米債券相場は上昇。財政赤

字拡大をめぐる最近の懸念が和らいだ。

　この日発表された新規失業保険申請件数は６０万１０００件と予想よりも低い水準とな

り、労働市場の改善を示唆する内容となった。

　ダウ工業株３０種<.DJI>は３１．９０ドル（０．３７％）高の８７７０．９２ドル。

　ナスダック総合指数<.IXIC>は９．２９ポイント（０．５０％）高の１８６２．３７。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>は５．７４ポイント（０．６１％）高の９４４．８９。

　バンカメは８．３％急伸。ＫＢＷは同行の投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げ

るとともに、目標株価を１２ドルから１６．５０ドルに引き上げた。

　地銀ではリージョンズ・フィナンシャルが９．３％、フィフス・サード・バンコ

ープが５．９％、それぞれ上昇。ゴールドマン・サックスは一部地銀の投資判断

を引き上げた上で、総合的には地銀よりも大手行を好むとした。

　半面、ボーイングは３．１％下落。業界低迷を理由に航空機の需要見通しを引き

下げたことが圧迫材料となった。

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