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日経平均は4日ぶり反発、経済の先行き睨みもみ合い、新市場スタートも

発行済 2022-04-04 16:00
更新済 2022-04-04 16:15
© Reuters.
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日経平均は4日ぶり反発。
1日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、139ドル高となった。
3月の雇用統計を受けて労働市場の強さが好感されたが、一方で5月の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ観測が強まったほか、長短金利の逆転で景気後退懸念も広がった。
週明けの日経平均はこうした流れから19円高と小高くスタートすると、寄り付き後も世界経済の先行きを見極めたいとのムードが強く、前週末終値を挟んで一進一退の展開が続いた。
なお、本日より東証の新市場区分がスタートした。


大引けの日経平均は前週末比70.49円高の27736.47円となった。
東証プライム市場の売買高は10億0946万株、売買代金は2兆1874億円だった。
業種別では、海運業、鉱業、精密機器が上昇率上位だった。
一方、空運業、その他金融業、陸運業が下落率上位だった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は30%となった。


個別では、米上場の中国企業を巡る一部報道を受けてソフトバンクG (T:9984)が3%超の上昇。
郵船 (T:9101)、川崎船 (T:9107)、商船三井 (T:9104)といった海運株の上昇も目立った。
その他売買代金上位ではレーザーテック (T:6920)やソニーG (T:6758)が堅調で、任天堂 (T:7974)やトヨタ自 (T:7203)は小高い。
INPEX (T:1605)は核融合発電に参入との報道で買われ、象印マホービン (T:7965)は決算が好感されて急伸。
また、JDI (T:6740)などが東証プライム市場の上昇率上位に顔を出した。
一方、米半導体株安の流れを引き継いで東エレク (T:8035)が2%超の下落。
本日から日経平均構成銘柄となったオリックス (T:8591)も材料出尽くし感から3%の下落となった。
その他売買代金上位ではファーストリテ (T:9983)などが軟調。
また、ピアラ (T:7044)などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出した。

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