(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5132.94(+27.49)
前営業日終値 5105.45(+90.63)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 6065.24(+29.58)
前営業日終値 6035.66(+42.80)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3554.48(+16.23)
前営業日終値 3538.25(+54.81)
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<ロンドン株式市場> 銀行・鉱山株が相場を押し上げ、FT100種総合株価指数
<.FTSE>は4日続伸した。リスク選好の回復に支援され、週足では6.1%高と、1年ぶ
りの大幅な伸びとなった。
同指数は4月中旬の水準と比べるとまだ11.9%安となっている。
堅調な非鉄金属相場を背景に鉱山株が上昇。アントファガスタ
上げた。シティグループが投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げたことも支援
した。
米企業決算シーズンを控えて多くの投資家が様子見となり、出来高は90日平均の約7
割と商いは薄かった。
リスク選好の高まりを受けて金融株にも買いが入った。ロイズ・バンキング・グループ
昇した。
石油大手BP
利食い売りが出た。
<欧州株式市場> 続伸。世界経済や欧州の銀行に対するストレステスト(健全性審査)
をめぐる懸念が後退した。投資家の注目は来週の決算発表に移っている。
中国の輸入や企業決算への期待感から非鉄金属価格が上昇し、これを受けて鉱山株が値
を上げた。米アルミ大手アルコア
アングロ・アメリカン
クストラータ
%高。シティグループが投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げたことを好感し
た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.22ポイント(0.61%)高
の1021.78。週足では5.4%高と、2009年7月以来の大幅な上昇となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は14.78ポイント(0.55%)高
の2681.20。
Williams de Broeの調査部長ジム・ウッド・スミス氏は「今週初めは株が売られ過ぎの
ようだった。相場が上昇すればショートポジションが再び増加すると考えていたが、地合
いは改善し二番底をめぐる懸念は後退している」と語った。
銀行株も値を上げた。ストレステストに合格するとの期待や、米ステート・ストリート
ロイズ・バンキング・グループ
ータード
来週は米金融大手JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカの決算が発表とな
り、投資家の注目が集まっている。
[東京 10日 ロイター]