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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家虫とり小僧:投資の前に、まずはもっと大切なことを・・

発行済 2016-05-13 14:38
更新済 2016-05-13 15:00
【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家虫とり小僧:投資の前に、まずはもっと大切なことを・・
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家、虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話、ツイッター:@mushitori)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
---- ※2016年5月10日21時に執筆 リスク資産への投資による資産形成は、ある程度のリスクを許容し、それなりの期間さえ確保できれば、何もしないよりはるかに効率的であった(儲かった)ことが、過去データから明らかになっています。
しかし、その「本題」に入る前に、リスク資産とは別に確保しておく「生活防衛資金」と「貯蓄体質」の重要性も忘れてはなりません。
生活防衛資金とは、「何かあったとき」に備える安全資産(元本保証のある無リスク資産)のことです。
日常生活を回すために必要な「生活運転資金」とは別枠で確保するお金のことですね。
ここで言っている「何か」とは、職を失う、天災に見舞われる、などの通常では考えにくい不測の事態が起こったときのことを指しています。
急に会社が倒産したり、クビになったりした場合を想像すれば分かりやすいでしょう。
そういうときのために、すぐに換金できて、マーケットの状況によって増減しない金融資産を確保しておかないと、余裕を持ってその先の生活プランを立てることが難しくなってしまいます。
幸いにして、私は投資を始めてから今日まで、失職するようなことはありませんでしたが、交流させてもらっている個人投資家さんの中には、職を失うような事態に直面した方も何名かいらっしゃいます。
そんなときも、キチンと確保していた生活防衛資金のお陰で、落ち着いて納得のいく転職活動が可能だったという話を聞きました。
生活防衛資金の必要額は、各個人や家庭によって、生活費の数か月分だったり数年分だったりするのでしょうが、個人投資家にそれが必要だという考えに対する異論はほとんどないと思います。
私も、最大限節約すれば2年間は生活できるだけの生活防衛資金を預貯金等で確保してから、リスク資産への「積み立て投資」を始めました。
これまで、どんなに株価などが下落して「買いどき」に思えても、生活防衛資金だけには手をつけないようにしてきました。
そのような無リスク資産は、リスク資産の暴落時に、精神安定剤的な役割を果たしてくれたりもしました。
リスク資産への投資の効率性は否定できませんが、その土台となる生活防衛資金を確保することのほうがより大切だと私は考えています。
つまり、元本保証のない投資の世界に飛び込むなら、まずはそれなりの預貯金等を確保すべきであり、その程度の貯蓄もできないなら投資なんぞしてはならない、ということです。
貯蓄できるようなキャッシュフローの家計体質でないと、リスク資産への投資を始めても継続することは難しく、「一番美味しいとき」に非効率的な投資判断をせざるを得なくなる可能性も高まってしまうでしょう。
安全資産を貯めてから投資をするのか、経験を積むために少しずつ投資をしながら安全資産を貯めるのかのどちらがよいかは人によるでしょうし、意見の分かれるところだとは思いますが、投資以前に、「収入の範囲内で生活する」というマネーリテラシーの基本中の基本だけは必ず身につけたいものですね(自戒も込めて・・)。
---- 執筆者名:虫とり小僧 ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話 ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)

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