[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会が、米マイクロソフトのクラウド事業や特許の使用許可(ライセンス)契約について競合社や顧客から聞き取りを行っていることが、ロイターが閲覧した質問票で明らかになった。競争法(独占禁止法)に基づく正式調査に発展する可能性もある。
独ソフト会社ネクストクラウド、仏OVHクラウド、その他2社はマイクロソフトのクラウド事業の慣行について欧州委に苦情を申し立てた。これを受け、当局による監視の目が再び強まった。
規制当局は、マイクロソフトがクラウドサービス会社と結んだライセンス契約が競合社に競争の余地を与えているかなどを質問した。
マイクロソフトは「最善な形でパートナーを支援する方法を検討し続けており、他社のクラウドサービス利用者を含め、あらゆる環境で顧客がマイクロソフトのソフトウエアを利用できるよう取り組んでいる」とコメントした。