■本日の日経平均株価終値
前日比26円65銭安 1万9702円63銭
□その他の指数
TOPIX 1614.82 前日比-1.18
東証2部指数 6509.02 前日比+24.72
東証マザーズ 1097.39 前日比+8.42
東証ジャスダック 3340.85 前日比+24.05
本日の日経平均株価は小幅続落となりました。
寄り付いてからは値幅の少ない小動きで、日経平均の日中値幅は僅か60円。
朝方は金融や銀行が下落で始まり、円高を受けて輸出関連も軟調。
FOMCの内容がハト派よりの内容であったことから、取引時間中の為替相場は円高へ進みました。
しかし為替が円高へ推移した割には下げ幅も限定的で、底堅さも垣間見える値動きに。
東証1部の値上がり銘柄数は1098銘柄、値下がりは802銘柄、変わらずは123銘柄。
東証1部の売買代金は1兆8060億円、出来高は14億3619万株。
■本日の日経平均テクニカル分析
日経平均株価はほぼ横這いの推移となりましたが、本日一目均衡表の雲を下抜けする展開となりました。
週足チャートの基準線、月足チャートの転換線は全く同値の1万9271円となっており、ここが下値の目処として意識されます。
一方で5日移動平均線は下値のサポートに回っておりますが、25日線は75日線を下抜く手前まで迫っており調整含みの展開が示唆されています。
■本日動いた注目の銘柄群
(T:2702)日本マクドナルドホールディングス
9日に2度目となる今2017年12月期業績予想の上方修正を発表。
販促キャンペーンや店舗改装による効果で客足が回復、純利益予想を前期比3.7倍の200億円に増額したことが買い材料視されています。
株価は本日一時は前日比45円高となる5000円まで買われる場面があり2001年7月につけた上場来高値5080円を射程圏に。
足元で株価推移は堅調そのものであるため、買い値は検討が必要となるでしょう。
(T:3895)ハビックス
今2018年3月期第1四半期決算で、売上高は前年同期比3.1%増となる32.49億円、営業利益は同3.1%増の3.41億円へ小幅な増収増益に留まったものの、期初時点の通期計画は据え置いています。
不織布では紙おむつ用や調理ペーパー用が、紙関連では紙おむつ用包合紙が好調。
2018年3月期通期では想定為替レートを1ドル116円に設定しており、想定よりも円高傾向にある点からも営業利益上振れの可能性もありそうです。
日足一目均衡表の雲に跳ね返されたばかりで目先では買い場模索となるでしょう。
(T:6864)エヌエフ回路設計ブロック
文部科学省が量子コンピューターを実用化するため、2018年度から10年間で約300億円を投じる方針と伝わったことから関連銘柄として人気化。
エヌエフ回路設計ブロックは微笑信号測定器を手掛け量子コンピューターの超伝導デバイスの信号増幅に用いられる模様で制限値幅上限の前日比150円高、1040円ストップ高を付けました。
本日の急伸で一気に1000円台乗せとなっています。
ここからの買い付け検討は慎重に。
(T:6537)WASHハウス
2017年12月期上期決算で大幅減益決算を発表すると失望売りが広がり急落。
14日に上場来安値である2621円をつける場面もありましたがその後の突っ込み買いによって続伸し値を戻す展開。
8月に入り東京都心では1日から17日まで連日で雨を観測していることから乾燥機の利用が増えるとの思惑からも買われています。
底打ち感はありますが、一目均衡表の転換線が強い上値抵抗となっていますので、まだ様子見がよさそうです。
(T:6997)日本ケミコン
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付けで投資判断「オーバーウエート」を継続、440円から450円への目標株価引き上げを行い、これを材料視した買いが入った模様。
FAを中心に産業機械向けが全般的な需要増加の恩恵を受けているとし同証券による営業利益予想を増額しています。
一時東証1部の値上がり率8位で推移する場面も見られる大幅高となりました。
高値引けとなりましたので明日も引き続き監視しておくのがよろしいでしょう。
(T:9024)西武ホールディングス
米投資ファンドのサーベラス・グループが保有していた当社株式をすべて売却したとの報道。
サーベラスによる売却圧力が需給面での上値圧迫要因となってきた背景から、それがなくなったことを好感し資金流入。
本日の終値は1984円となったものの一時2000円台を回復する場面がありました。
連騰となった場合でも目先で一目均衡表の雲が控えていることを考慮すれば、雲突破を確認してからの方がベターか。
【ニュース提供・エムトレ】