ドル/円
正午現在 90.20/24 1.4165/67 127.76/84
午前9時現在 89.97/01 1.4153/54 127.38/45
NY17時現在 89.93/97 1.4131/35 126.95/04
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[東京 25日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点か
ら上昇し、90円前半で推移している。オバマ米大統領の金融規制案を受けた前週からの
リスク回避ムードが続き、90円をはさむ下値もみあいが続いた。地合いの弱いなかでド
ルは一時は89.71円まで下落し、1カ月ぶり安値をじわりと更新した。89円後半で
はショートを振った向きの買い戻しが入って下げ渋りはしたが、戻りも限定的で下げ止ま
り感は乏しいという。
市場では「ドルは89.70─89.80円付近では下げ渋る一方、戻りも限られレン
ジ取引になっている。ただ、まだドル・ロングで様子をみている向きもあるとみられ、手
仕舞い売りをにらんでもう一段下値を攻めそうなムードはある」(大手銀行)との声が聞
かれる。
オバマ米大統領の金融規制案やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長再任問題、
ギリシャ問題などの不安要因を抱え、まずはリスクの織り込みが進んで米ダウ工業株30
種<.DJI>は2日連続で200ドルを超える下げとなり、VIX指数<.VIX>は急上昇。ドル
/円は89.71円まで下落した。ただ、ドル売りではなくリスク回避の動きのため、円
以外の通貨に対してはドルはしっかり。「ドル/円の下値は88円前後までか。85円を
目指すような緊張感はない」(大手銀行)という。一方で「(売られ過ぎの)オーバーシ
ュート感はない。ドル/円がすぐに下げ止まる気配はない」(大手銀行)という。
<バーナンキ米FRB議長再任問題>
政治事象などの将来予測で先物取引を行う電子市場「イントレード」が24日明らかに
したところによると、米上院がバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長の再任を承認す
る確率は94%と予測されている。
民主党上院議員2人が新たに反対を表明した22日時点では80%の確率とみられてい
た。
22日以降、ホワイトハウスが同議長の再任承認に確信を表明したほか、共和党の
マコネル上院院内総務も24日、議長の再任は超党派の支持を得て承認されるとの見方を
示した。 東京市場でも「バーナンキ議長は再任されるだろう」(大手銀行)との声が多
い。
ただ、着地がみえないうえ市場の地合いがもともとリスク回避に傾いていたため、神経
質な反応になっている。バークレイズ銀行のチーフFXストラテジストジャパン、山本雅
文氏は、再任されなかった場合の2種類のシナリオを提示している。まず「政治的な意味
合いが強いため、FRBの独立性やインフレ抑制姿勢に関する不確実性を高める。通貨の
信認を揺るがせるドル安要因で、インフレ期待の高まりを受けた米名目中長期金利の上昇
は必ずしもドル下支え要因とはならない」と予想。ただ、後任人事を巡る不確実性や、新
議長就任当初の市場とのコミュニケーションにおける不確実性がドルのボラティリティを
高める場合には「ドルを調達通貨としたキャリー取引の妙味を低下させ既存ドル売りポジ
ションの巻き戻しにつながる可能性もある」(山本氏)とみている。
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