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【中国の視点】原油供給不足、OPEC増産も解消は困難

発行済 2018-06-28 12:22
更新済 2018-06-28 12:40
【中国の視点】原油供給不足、OPEC増産も解消は困難
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国はこのほど、今年7月からの増産で合意した。
また、サウジアラビアは具体的な数字を示さなかったものの、目に見える規模の増産を約束した。
一方、増産の合意が発表されたにもかかわらず、原油価格が高止まりしている。


中国の専門家は、原油価格の高止まりについて、OPECや非加盟産油国が増産で合意したものの、明確な数字を示さなかったと指摘。
また、増産をめぐり、OPECの中でも意見が分かれているとも報じられている。


専門家は、OPECとロシアなどが2016年末に減産で合意した上、実際の減産量が目標を大幅に超えていたと指摘。
また、 ベネズエラやリビアなど産油大国も予想外に供給不足に陥っていると強調した。
これに加え、ベネズエラは国内の政局不安を抱えており、イランは米国の追加制裁に直面している。
市場が期待していた米国のシェールオイルの供給について、パイプラインの輸送能力に大きな問題を抱えている米国にとって、短期内の供給拡大は実現不可能だと分析された。


報告によると、世界の石油在庫は5年ぶりの低水準を記録しているという。
多くの業界専門家は、世界的な原油供給不足が今年下期にも続くと予測している。

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