中国国家統計局と中国物流購入連合会は1日、今年4月の製造業購買担当者景気指数（PMI）を発表し、50.1に低下したことを明らかにした。 前月実績より0.1ポイント低下したものの、景況判断の分かれ目となる50を2カ月連続でかろうじて超えている。
50を割り込めば、指数は製造業の景況感が悪化していることを表す。
ただ、受注などの回復はやや鈍いといえる。
生産指数、新規受注指数、調達量指数、生産活動期待指数、完成品在庫指数、輸入指数、雇用指数などが低下した。
企業規模別のPMI動向はまちまち。
大型企業が51.0（前月比↓0.5ポイント）、中型企業が50.0（↑0.9ポイント）、小型企業が46.9（↓1.2ポイント）。
中型企業は節目の50を回復した。
半面、小型企業は一段と悪化している。
このほか項目別では、生産指数が52.2（前月比↓0.1ポイント）、新規受注指数が51.0（↓0.4ポイント）、新規輸出受注指数が50.1（↓0.1ポイント）、調達量指数が51.0（↓1.6ポイント）、輸入価格指数が57.6（↑2.3ポイント）、サプライヤー敗走時間指数が50.1（↓1.2ポイント）、生産経営活動期待指数が60.3（↓2.3ポイント）と50を超えて推移している。
半面、完成品在庫指数は45.5（↓0.5ポイント）、輸入指数は49.5（↓0.6ポイント）、原材料在庫指数は47.4（↓0.8ポイント）、雇用指数は47.8（↓0.3ポイント）と50に届かなかった。
【亜州IR】