田辺三菱 (T:4508):2136円(前日比-60円)
続落。
米J&Jが決算を発表しているが、決算内容は同社にとってややネガティブと捉えられているもよう。
同社が導出した糖尿病治療剤インヴォカナの米国売上高は8.7%減の294百万ドルにとどまり、市場予想を大きく下回ったと観測されている。
一過性の値引き増加などが背景となっているようだ。
富士フイルム (T:4901):3974円(前日比+73円)
買い先行。
ゴールドマン・サックス証券では精密機器セクターのカバレッジを開始、なかでも同社の投資判断は「買い」、コンビクション・リストに採用としており、最も高い評価に。
目標株価は5500円のようだ。
2025年に向けての医療事業の成長に注目しており、トップクラスのシェアを誇る内視鏡や超音波など同社の画像診断機器と医療IT は、長期的に2ケタ成長が可能と想定。
エムスリー (T:2413):3470円(前日比-85円)
売り優勢。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も3940円から3640円に引き下げており、戻り売りが誘われる展開に。
医療ポータル、エビデンスソリューション、海外事業が業績拡大をけん引していくとの見方に変更はないが、株価上昇に伴う相対的な今後のパフォーマンス低下を想定としている。
マルハニチロ (T:1333):2850円(前日比+146円)
大幅続伸。
4-9月期営業利益は前年同期比2倍の140億円強になったもようとの観測報道が伝わっている。
円高による仕入れコストの減少が追い風となり、水産商事事業の採算が上向いたようだ。
通期では前期比6%増の180億円とする従来予想を上方修正する公算も大きいと。
第1四半期に続く高水準の収益計上継続を評価の動きが優勢、通期上振れ幅も想定以上になるとの見方に。
日立 (T:6501):513.6円(前日比-9.2円)
売り優勢。
ゴールドマン・サックス証券では、投資判断を「買い」から「中立」に格下げしている。
目標株価は530円を据え置いているもよう。
現在進行中の事業ポートフォリオの見直しは評価も、コングロマリットディスカウントはなくならないと考え、カバレッジ内の選好順位を見直したようだ。
足元では、事業の選択と集中策に対して評価が高まっていたことから、利食い売りにつながる格好へ。
農業総合研究所 (T:3541):5470円(前日比+410円)
大幅反発。
同社と紀陽銀行 (T:8370)は、農業関連事業者の事業発展に寄与するため、地方創生に向けた連携協力に関する協定に合意したと発表している。
今回の連携協力により、全国地方銀行との協定拡大も視野に、和歌山県をはじめ全国の地域経済の発展・成長並びに地域活性化に貢献するとともに、ビジネスとして魅力ある農産業の確立を目指し様々な課題解決に取り組んでいくとしている。
アサカ理研 (T:5724):2020円(前日比+290円)
大幅に4日続伸。
東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。
また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。
同社は9月16日にレアメタルリサイクル実証事業の投資計画を公表したことが材料視され、9月26日に一時2204円まで上昇する場面があった。
レアメタル関連として依然関心は高いもようで、本日は規制解除を材料視した物色が向かっている。
モバファク {{|0:}}:3185円(前日比+50円)
一時3485円まで急伸。
16年1-9月期(第3四半期累計)の業績観測が報じられている。
営業利益は前年同期比で約2倍の4.6億円前後になったようだ。
売上高は同19%増の15億円弱とみられている。
主力のスマートフォンゲーム「ステーションメモリーズ!」を使った体験型のイベントを夏休みなどに実施した効果が出たようだ。
決算発表は20日に予定されているが、16年12月期の通期業績については従来予想を据え置く見通しとしている。