本日のマザーズ先物は、前週末の米株安や為替の円高進行など外部環境の悪化などを受け、売りが先行して始まりそうだ。
前週末の海外市場では、トランプ米大統領がメキシコからのすべての輸入品に制裁関税を課すと表明。
米政権の強硬な通商政策に対する懸念の高まりから欧米の主要株価指数が下落した。
シカゴ日経225先物も大幅に値を下げ、世界的な株安連鎖が続きそうだ。
個人投資家のマインドが大きく悪化し、中小型株安とともにマザーズ先物にもヘッジ目的の売りが膨らむとみられる。
一方、米政権が仕掛けた貿易戦争が拡大し、世界景気の失速懸念から主力大型株は手掛けづらく、個人投資家は値動きの軽い中小型株に物色の矛先を向けている。
このため、人工知能(AI)などのテーマ性のある銘柄や短期で大きな値幅を取りやすい小型株などへの資金シフトが続けば、マザーズ指数の下げ渋りとともに先物にも押し目買いが入る可能性がある。
上値のメドは895.0pt、下値のメドは875.0ptとする。