米国経済指標の悪化を映して、9月利上げ観測は大幅に後退したとみられよう。
為替相場の円高反転の動きを目先は警戒する必要があり、東京株式市場にはネガティブな影響が想定される。
とりわけ、レーバーデー明けで海外投資家の市場回帰が見込まれるタイミングであり、売り圧力が強まっていくものと考えられる。
物色の中心は輸出関連株から内需株にシフトしよう。
銀行株に関しても、米国の利上げ期待などが上昇の背景になっていたとみられ、米国の経済指標悪化はマイナスに捉えられる可能性が高い。
電気自動車用部材の増産前倒し報道が伝わっているが、比較的ポジティブな見方が多くなっている。
電気自動車の市場拡大期待の高まりから、関連銘柄が幅広く物色される流れも想定。
ほか、日経平均リバランスが発表されている。
想定どおりとはみられるが、日銀のETF買いへの関心が高まる状況下、ストレートにポジティブ、ネガティブな反応が予想される。