【ブラジル】ボベスパ指数 95953.45 -0.35%10日のブラジル市場は続落。
主要指標のボベスパ指数は前日比338.34ポイント安(-0.35%)の95953.45で取引を終えた。
95669.58から96902.14まで下落した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。
インフレ率の加速が指数の足かせに。
3月の拡大消費者物価指数(IPCA)は前年同月比で4.58%上昇し、政府が定めた目標の4.25%を上回った。
一方、年金改革の進捗期待が高まっていることが指数をサポート。
政府はこのほど、向こう10年の年金改革を1兆レアル(約29兆円)以上になるとの見通しを示した。
【ロシア】MICEX指数 2578.58 +0.32%10日のロシア株式市場は10日続伸。
主要指標のMOEX指数は前日比8.30ポイント高(+0.32%)の2578.58で取引を終了した。
2565.33から2591.69まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。
MOEX指数はこの日、終値ベースで再び過去最高値を更新した。
米国による追加の制裁懸念がやや後退していることが引き続き支援材料。
また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。
一方、連日の上昇で高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。
【インド】SENSEX指数 38585.35 -0.91%10日のインドSENSEX指数は反落。
前日比353.87ポイント安(-0.91%)の38585.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同87.65ポイント安(-0.75%)の11584.30で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に下げ幅を拡大させた。
国際通貨基金(IMF)がインドの成長予想を下方修正したことが嫌気された。
IMFは最新リポートで、2018年度、19年度、20年度の成長予想を1月の予想から0.2%下方修正し、それぞれ7.1%、7.3%、7.5%とした。
【中国本土】上海総合指数 3241.93 +0.07%10日の上海総合指数は小幅に値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比2.27ポイント高(+0.07%)の3241.93ポイントと3日ぶりに反発した。
海外マネーの流入期待が根強い。
本土・香港間の株式相互取引を通じた9日の売買では、香港経由の本土株売買が再び買い越しに転じた。
指数算出の米MSCIは2月28日、グローバル株価指数のA株組み入れ比率を3段階に分けて5→20%に引き上げると発表。
まず5月に10%まで引き上げると説明した。
また、中国が経済重視のスタンスに舵を切るなか、景気持ち直しの期待感も強まっている。
もっとも、上値は重い。
中国ではあす以降、主要経済指標が集中して発表される予定だ(11日に3月の物価統計、12日に貿易統計、17日に鉱工業生産や小売売上高、第1四半期GDP成長率など)。
結果を見極めたいとするスタンスも漂った。
指数は一時マイナス圏で推移している。