[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米モルガン・スタンレー (N:MS)のアナリストは、米連邦準備理事会(FRB)が9月と10月に利下げするとの見方を示した。
顧客向けリポートで「貿易問題は沸騰し始め、企業景況感や設備投資はさらに軟化し、世界成長は引き続き弱く、インフレ期待も低下している」と指摘。一方、3カ月物の米財務省証券(TB) (US3MT=RR)と10年債 (US10YT=RR)の利回り格差は金融政策が過度に制約的であることを示しているとした。
モルガン・スタンレーはこれまで、10月のみの利下げを予想していた。多くの米銀はFRBの追加利下げを予想しており、ゴールドマン・サックスも今月、9月と10月に利下げが行われる公算が大きいという見方を示している。