40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

香港の銀行、住宅ローン金利引き上げを計画 不良債権増加を警戒

発行済 2019-11-14 14:48
更新済 2019-11-14 14:53
香港の銀行、住宅ローン金利引き上げを計画 不良債権増加を警戒

香港の銀行、住宅ローン金利引き上げを計画 不良債権増加を警戒

[香港 14日 ロイター] - 香港政府が若年層の住宅購入を支援する措置を打ち出す一方で、銀行はリセッション(景気後退)による不良債権の増加をなんとしても回避しようと住宅ローンの申請基準の厳格化に動いている。銀行や住宅ローン・ブローカーの関係者が明らかにした。

香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、反政府デモが続く中で政府への信頼を取り戻そうと、10月16日の施政方針演説に、初めて住宅を購入する人を対象に、価格が800万香港ドル(100万米ドル)の場合、最大で90%を住宅ローンでカバーできるようにする措置を盛り込んだ。

しかし、香港全土に広がるデモが香港経済に深刻な打撃を与えるなか、景気がさらに後退して失業や破産が増え、住宅ローンを返済できない人が増える事態を銀行は懸念している。

香港では歴史的に住宅ローンの不履行はまれで、不履行率は0.02%と極めて低い。

英金融大手HSBC (L:HSBA)は最近になって、住宅ローンの借り手に対し、月収の65%を超える返済を認めないことや、フルタイムの仕事に就いていること、その他の不動産を保有しないことなどのガイドラインを導入した。2人の業界関係者が明らかにした。

HSBC、スタンダード・チャータード銀行 (L:STAN)や中国銀行(香港) (HK:2388)などは、今後数カ月の間に住宅ローン金利の引き上げや現金割引率の引き下げも計画している。割引を段階的に廃止する方針の銀行もあるという。

香港に拠点を置く欧州系の銀行の関係者は「この環境下で銀行の利益と資産の質を守るためには、あらゆる手段を活用しなくてはならない。今後数カ月のうちに追加の措置を打ち出すことになるだろう」と語った。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます