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NY市場サマリー(21日)

発行済 2020-01-22 07:59
更新済 2020-01-22 07:59
NY市場サマリー(21日)

[21日 ロイター] - <為替> 中国で新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を背景に人民元が急落する一方、安全資産としての円に買いが入った。

ソシエテ・ジェネラルのアナリストは「あらゆる場面でリスク回避の動きが出ており、外為市場では円とスイスフランが上昇した」と述べた。

オフショア人民元

ドル/円

ユーロ (EUR=)は好調な経済指標などを受け一時1.1118ドルまで上昇。ただその後は失速し、終盤の取引では0.03%安の1.1091ドルとなった。

ユーロ圏ではドイツ欧州経済センター(ZEW)発表の1月の独ZEW景気期待指数が、米中の「第1段階」の通商合意署名を受け2015年7月以来の高水準を付けた。このほか、欧州中央銀行(ECB)が23日の理事会でユーロ圏経済に対する楽観的な見方を示すとの期待もユーロ上昇の要因となっていた。TD証券(ニューヨーク)のシニア外為ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は「ユーロに対しては慎重ながらも楽観的な見方が出ていた」と述べた。

英ポンド

<債券> 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けリスク回避の姿勢が強まったことで米国債に買いが入り、2年債、10年債、30年債利回りが揃って2週間ぶりの低水準を付けた。

終盤の取引で10年債 (US10YT=RR)利回りは1.769%と、前営業日終盤の1.835%から低下。一時は1.766%と、2週間ぶりの水準に低下した。

30年債 (US30YT=RR)利回りは2.229%と、2.296%から低下。一時は2.223%と、2週間ぶりの低水準を付けた。

2年債 (US2YT=RR)利回りは1.532%と、1.569%から低下。一時は1.528%と、2週間ぶりの水準に低下した。

前日は米金融市場はキング牧師生誕記念の祝日のため休場だった。

2年債と10年債との利回り格差

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)の市場エコノミストは、今回の新型肺炎感染拡大のような事態が金融市場に長期的な影響を及ぼすことはほとんどないと指摘。SARSの感染拡大でアジア地域の経済、金融は影響を受けたものの、影響は長期化しなかったとした。

<株式> 最高値から下げて終了。中国で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大している問題で米国内で初の患者が確認されたことや、国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを引き下げたことが背景。

米疾病対策センター(CDC)は21日、中国湖北省武漢市で検出され感染が広がっている新型コロナウイルスによる肺炎について、米国内で初の患者を確認したと発表。中国では6人の死亡が確認されている。[nL4N29Q4AO] これを受け、この日の取引では売りが加速した。ウイルス感染の拡大は、中国の旧正月である春節の大型連休前というタイミングでもあり、旅行関連株が売られた。

NYSE・ARCA航空株指数 (XAL)は2.8%安。ユナイテッド航空 (O:UAL)は4.4%下落した。クルーズ運航のカーニバル (N:CCL)は2.3%安。

中国で大規模な事業を展開するホテル・カジノ運営のラスベガス・サンズ (N:LVS)とウィン・リゾーツ (O:WYNN)はそれぞれ5.4%、6.1%値下がりした。

中国市場へのエクスポージャーが大きい鉄鋼株も売られた。USスチール (N:X)は5.2%安。

航空機大手ボーイング (N:BA)は3.3%下落し、ダウ工業株30種 (DJI)の下げを主導。同社は737MAX機の運航再開に向けた連邦航空局(FAA)による再認証を年央まで取得できない可能性があるとの見通しを発表した。[nL4N29Q4BV]

S&P総合500種 (SPX)の主要11セクターでは7セクターが下落。エネルギー株指数 (SPNY)、工業株指数 (SPLRCI)、素材株指数 (SPLRCM)の下げがきつかった一方、不動産株指数<.SPLRCR>は上昇を主導した。

会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセール (O:COST)は2.8%上昇。オッペンハイマーが投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げた。

半導体大手インテル (O:INTC)は1.6%高。証券会社3社が目標株価を引き上げたことを好感した。

電気自動車大手テスラ (O:TSLA)は7.2%急伸。ニュー・ストリート・リサーチが目標株価を800ドルに引き上げた。

引け後に第4・四半期決算を発表したネットフリックス (O:NFLX)は時間外取引で一時1%超下落した。

<金先物> 利益確定の売りなどに押され、反落。中心限月2月物の清算値は、前週末比2.40ドル(0.15%)安の1オンス=1557.90ドル。

連休明けのこの日は、持ち高調整目的の売りや利益確定の売りが中心となり、相場の上値を抑えた。

ただ、中国で多発している新型コロナウイルスによる肺炎を巡り「ヒトからヒトへの感染」が確認され、米メディアは21日午後、米シアトルで中国からの旅行者が新型ウイルスに感染と報じた。感染拡大に対する懸念から米株式相場が急速に下げる中で、安全資産としての金の下値は堅かった。

<米原油先物> リビア産原油の供給減見通しを手掛かりとした買いが続かず、3営業日ぶりに反落。この日納会を迎えた米国産標準油種WTIの中心限月2月物の清算値は、前週末比0.20ドル(0.34%)安の1バレル=58.34ドル。3月物は0.20ドル安の58.38ドルだった。

ドル/円 NY終値 109.86/109.89

始値 110.05

高値 110.11

安値 109.77

ユーロ/ドル NY終値 1.1082/1.1086

始値 1.1105 (EUR=)

高値 1.1118

安値 1.1082

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 103*01.50 2.2344% (US30YT=RR)

前営業日終値 101*22.00 2.2960%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.00 1.7743% (US10YT=RR)

前営業日終値 99*07.50 1.8350%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*26.50 1.5750% (US5YT=RR)

前営業日終値 100*18.00 1.6310%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*05.63 1.5325% (US2YT=RR)

前営業日終値 100*03.38 1.5690%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 29196.04 -152.06 -0.52 (DJI)

前営業日終値 29348.10

ナスダック総合 9370.81 -18.14 -0.19 (IXIC)

前営業日終値 9388.94

S&P総合500種 3320.79 -8.83 -0.27 (SPX)

前営業日終値 3329.62

COMEX金 2月限 1557.9 ‐2.4 <0#GC:>

前営業日終値 1560.3

COMEX銀 3月限 1780.8 ‐26.5 <0#SI:>

前営業日終値 1807.3

北海ブレント 3月限 64.59 ‐0.61 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 65.20

米WTI先物 3月限 58.38 ‐0.20 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 58.58

CRB商品指数 181.5638 ‐1.3229 (TRCCRB)

前営業日終値 182.8867

*内容をついかします。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200121T221951+0000

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