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NY市場サマリー(3日)

発行済 2020-04-04 06:48
更新済 2020-04-04 12:36
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[3日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して上昇した。ドル上昇は3日連続。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が一段と深刻化する中、安全資産としてのドルに買いが入る状況が続いている。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数 (=USD)は0.4%高の100.61。週初からは2.3%上昇した。

テンパス(ワシントン)のトレーディング担当バイスプレジデント、ジョン・ドイル氏は「英国やイタリアなど欧州で低調なデータが発表される中、安全資産とされる米国債とドル以外に資金を移す先はない」と述べた。

米労働省が朝方発表した3月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月から70万1000人減と、前月の27万5000人増からマイナスに転じ、市場予想の10万人減を大幅に超える落ち込みとなった。失業率は4.4%と、前月の3.5%から悪化。0.9%ポイントの上昇は、1カ月の上昇としては1975年1月以来最大となる。

キャピタル・エコノミクスのシニア米国エコノミスト、アンドリュー・ハンター氏は 「3月の非農業部門雇用者数が大幅に減少したことは、新型ウイルスの感染拡大による経済への影響が予想より早く顕在化し始めたことを示している」と述べた。ただ、ドル相場には大きな影響は出なかった。

ユーロは対ドル (EUR=EBS)0.4%安の1.0810ドル。週初からは2.9%下落した。円は対ドルで0.5%安の108.42円。スイスフラン、英ポンド、豪ドル、ニュージーランドドルも総じて対米ドルで下落した。

<債券> 国債利回りが安定的に推移した。3月米雇用統計で雇用者数が大幅に落ち込んだものの、米債市場への影響は限定的だった。

指標10年債利回り (US10YT=RR)は終盤の取引で2.3ベーシスポイント(bp)低下の0.6041%。雇用統計が発表された東部時間午前8時30分時点の水準とほぼ変わらずだった。

利回りは午後に入って上昇し、10年債は一時0.623%まで上げたが、米連邦準備理事会(FRB)が発表した来週の国債買い入れ予定で現行の買い入れペースが鈍化することが示され、その後低下した。

米労働省が3日発表した3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から70万1000人減と、前月の27万5000人増(改定)からマイナスに転じ、市場予想の10万人減を大幅に超える落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出制限措置などが経済活動の停滞につながり、米経済のリセッション(景気後退)入りを示唆した。

前日には過去最多となる新規失業保険申請件数が発表されたが、米債市場への影響は限られた。

アナリストによると、雇用関連指標が大幅に悪化しているにもかかわらず、米債市場の動きが限定的なのは、投資家が政府の新型コロナ対策の有効性などに注目しているためという。

キャンター・フィッツジェラルドの米国債アナリスト、ジャスティン・レデラー氏は「これまでの雇用統計が与えた米債市場への影響の中で今回が最も小さかった」と指摘。「状況が全体的にどのように展開していくのかを把握するまでは、今回の統計はほとんど意味をなさない」とした。

米国株はこの日、下落した。

2年債と10年債の金利差は37bpで、前日終盤とほぼ同水準。

2年債利回り (US2YT=RR)は1.1bp上昇の0.2308%だった。

<株式> 反落し、ダウ平均株価 (DJI)は360ドル値下がりした。3月の雇用者数が大幅に落ち込んだことで、新型コロナウイルス不況への不安が強まった。

3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から70万1000人減と、前月の27万5000人増からマイナスに転じた。新型コロナを受けた外出制限措置などが経済活動の停滞につながり、米経済のリセッション(景気後退)入りを示唆した。

ジャニー・モンゴメリー・スコット(フィラデルフィア)の主任投資戦略部長、マーク・ルスキーニ氏は「投資家は指標の悪化を予想していたとはいえ、この日の雇用統計によって非常に厳しい現実を突き付けられた」と述べた。

S&P総合500種指数 (SPX)は2月中旬に付けた高値から約27%下落。時価総額にして7兆ドル相当が吹き飛んだ。市場では国内総生産(GDP)予想の下方修正が相次いでおり、モルガン・スタンレーは今年の成長率がマイナス5.5%と、1946年以来で最大の落ち込みを予想した。第2・四半期は38%ものマイナス成長を見込む。

TDアメリトレードのストラテジスト、マイク・タービー氏は「現在の状況でV字回復は期待できない。まだ主要な問題を克服できていない」と語った。

業種別ではエネルギー株 (SPNY)が1.3%安。トランプ米大統領は3日午後、ホワイトハウスで国内石油企業の幹部と会談し、新型コロナの発生やサウジアラビアとロシアの価格戦争によってもたらされた石油価格の急落について協議した。

個別銘柄では、娯楽大手ウォルト・ディズニー (N:DIS)が3%安。必要不可欠な人員を除き、米国の全部門の従業員の一時帰休を19日に開始すると発表した。新型コロナの世界的流行でテーマパークが閉鎖されるなど、事業に大きな影響が出ている。

一方、電気自動車(EV)メーカーのテスラ (O:TSLA)は5.6%高。スポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」の生産と出荷を計画を大幅に前倒しして開始したと公表した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.53対1の比率で上回った。ナスダックでは2.73対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は115億7000万株。直近20営業日の平均は157億5000万株。

<金先物> 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う米雇用統計の大幅悪化で買いが膨らみ、続伸した。中心限月6月物の清算値は前日比8.00ドル(0.49%)高の1オンス=1645.70ドル。

米労働省がこの日朝方発表した3月の雇用統計によると、景気動向を示す非農業部門の就業者数は季節調整済みで前月比70万1000人減少。リーマン・ショック後の2010年9月以来9年半ぶりにマイナスに転じた。失業率も4.4%(前月3.5%)と大幅に悪化し、17年8月(4.4%)以来2年7カ月ぶりの水準に上昇した。これを受け、安全資産される金は急伸した。前日発表された3月28日までの1週間の新規失業保険申請は季節調整済みで664万8000件と、前週からほぼ倍増。市場では、3日発表の雇用統計も大幅に悪化し、金は底堅い値動きが続くとみる向きが多かった。ただ、外国為替市場では主要通貨に対してドルが上昇。ドル建てで取引される金塊に割高感が強まり、上値を抑えた。

金塊現物相場は午後2時半現在、7.130ドル高の1620.480ドル。

<米原油先物> 主要産油国による減産合意への期待が続く中、大幅続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比3.02ドル(11.9%)高の1バレル=28.34ドルとなった。6月物は2.85ドル高の30.90ドルだった。

前日の原油相場は、トランプ米大統領がツイッターで、サウジアラビアとロシアの減産合意に期待を表明したことを受けて急反発。過剰供給が解消されるとの見方から買い戻しが膨らみ、WTIの1日の上昇率(24.7%)は過去最大となった。 この日も減産合意への期待が継続。サウジとロシアを軸に、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が週明け6日にテレビ会議で緊急会合を開くと伝わり、WTI5月物は一時、12%超上昇した。

また、ロイターによると、ロシアのプーチン大統領は3日、政府当局者や石油業界関係者らとのテレビ会議で、米国やOPEC加盟国と共に産油量を大幅に削減する用意があると発言。各国が協調すれば世界の産油量の1割に当たる日量1000万バレルの削減が可能だと述べたことも支援材料となった。

一方、市場関係者の間では、新型コロナウイルスの大流行で原油需要が日量3500万バレル減少したとの声もある。1000万バレル程度の減産では不十分との見方が相場の上げ幅を抑えた。

ドル/円 NY終値 108.45/108.48

始値 108.52

高値 108.67

安値 108.19

ユーロ/ドル NY終値 1.0808/1.0810

始値 1.0799 (EUR=)

高値 1.0828

安値 1.0774

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 119*17.50 1.2172% (US30YT=RR)

前営業日終値 118*04.50 1.2680%

10年債(指標銘柄) 17時05分 108*19.50 0.5994% (US10YT=RR)

前営業日終値 108*11.00 0.6270%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*18.00 0.3859% (US5YT=RR)

前営業日終値 100*17.75 0.3880%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*09.38 0.2269% (US2YT=RR)

前営業日終値 100*09.88 0.2200%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 21052.53 -360.91 -1.69 (DJI)

前営業日終値 21413.44

ナスダック総合 7373.08 -114.23 -1.53 (IXIC)

前営業日終値 7487.31

S&P総合500種 2488.65 -38.25 -1.51 (SPX)

前営業日終値 2526.90

COMEX金 6月限 1645.7 +8.0 <0#GC:>

前営業日終値 1637.7

COMEX銀 5月限 1449.4 ‐16.0 <0#SI:>

前営業日終値 1465.4

北海ブレント 6月限 34.11 +4.17 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 29.94

米WTI先物 5月限 28.34 +3.02 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 25.32

CRB商品指数 127.9590 +3.1202 (TRCCRB)

前営業日終値 124.8388 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200403T214817+0000

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