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米銀、第2四半期に融資基準を厳格化 需要自体も低下=FRB調査

発行済 2020-08-04 09:26
更新済 2020-08-04 09:27

[3日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が3日公表した四半期融資担当者調査によると、第2・四半期は企業、不動産および消費者向け融資の基準と条件が厳格化された。新型コロナウイルス感染拡大を抑える封鎖措置で経済が悪化し、失業者が増えたのを受けた。

調査によると、ほぼすべての種類の融資への需要も低下し、居住用不動産向けの融資のみ需要が増えた。

銀行の融資担当者らは、全種類の融資の基準は全体として、2005年から現在までの期間の比較で「厳しめ」だったと評価した。

企業向け融資の基準の厳格化の理由としては「より不透明な景気見通し、業界固有の問題の悪化、リスク許容度の低下」などが挙げられたという。

銀行側はまた、資本基盤の悪化あるいは悪化する可能性、競争の緩和、流通市場での流動性低下のほか、法律、監督および会計上の変更への懸念拡大にも言及した。

一方、企業向け融資への需要が低下したのは、設備投資やM&A(買収・合併)の減少などが背景にあった。

調査は米銀75行と外銀の米国拠点22カ所を対象に、6月22─7月2日に実施された。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200804T002556+0000

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