[ワシントン 12日 ロイター] - バイデン米政権は、キューバ・グアンタナモ米海軍基地にある収容施設の在り方について、オバマ政権が掲げた施設閉鎖を目指し、正式な検証を開始した。政権当局者が12日に語った。
関係筋2人はロイターに対し、内部の議論に関与している側近が今後数週間から数カ月の間にバイデン大統領による大統領令署名を検討していると明かした。
国家安全保障会議(NSC)のホーン報道官は「グアンタナモ閉鎖という幅広い目標に沿って、バイデン政権が先の政権から受け継いだ現状を評価するため、NSCとしての手続きを進めている」とロイターに語った。
当面は、オバマ元大統領のグアンタナモ閉鎖政策を何らかの形で復活させる可能性がある。前任のトランプ前大統領は17年の就任時にオバマ氏の政策を撤回した。