[28日 ロイター] - リフィニティブ・リッパーのデータによると、5月26日までの週は、投資家が物価の判断材料となる米国の指標発表を控えて慎重になる中、マネー・マーケット・ファンド(MMF)に666億ドルが流れ込み、2020年4月以来、約13カ月ぶりの大幅な流入額となった。
投資家は、物価の急上昇と、米金融政策への影響を不安視している。
米連邦準備理事会(FRB)当局者が緩和的な姿勢を保つと改めて主張したことで株価がいくぶん持ち直し、米国株式ファンドには50億6000万ドルが流入した。
株式の内訳は、バリュー株ファンドに24億ドルが流入する一方、成長株ファンドからは8億5900万ドルが流出した。
米国債ファンドには48億2000万ドルが流入し、3週間ぶりの高水準となった。
課税ファンドには23億5000万ドル、地方債ファンドには13億1000万ドルが流入した。
物価連動債ファンドには6億4100万ドルが流入し、4週連続のプラスだった。