執筆:Davit Kirakosyan
Piper Sandlerのアナリスト、Alexander Goldfarb氏がWeWork(WE)の評価を「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価10ドルに設定したことで、ユニコーン企業からSPACを通じて上場した同社株は月曜日の時間外で4%近く上昇した。アナリストは、同社は早くて2023年後半、遅くとも2024年第2四半期までにキャッシュ・フローがプラスに転じるとみている。
2020年にSandeep Mathrani氏が同社の会長兼CEOとして入社して以来、同社は費用の縮小に注力し、これまでに15億ドル以上を削減している。
アナリストは、同社が2023年末から2024年初めまでに黒字化を達成できるとみており、同社のフレキシブル・ワーク・ステーションの事業モデルがコロナ禍後の世界に合うものであることから、成長が加速する可能性がある期待している。デスクの稼働率がコロナ禍中の最低値である45%から現在63%にまで改善している一方、一般的なオフィス全体では35%程度にとどまっていることに注目している。
Piper Sandler社はGAAPに基づく1株あたり利益(EPS)を2022年は-2.31ドル、2023年はー1.28ドル、2024年-0.84ドルとそれぞれ予想している。フリー・キャッシュ・フロー予想は2022年がー910百万ドル、2023年がー278百万ドル、2024年が-10百万ドルとみている。