[ダボス(スイス) 20日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は20日、経済見通しは数カ月前に懸念されていたほど悪くないとの見方を示した。
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のパネルディスカッションで述べた。
専務理事は、改善点として中国の経済成長押し上げの可能性を指摘し、IMFは今年の中国経済の成長率を4.4%と予測していると述べた。
ただ、IMFの今年の世界経済の成長予測である2.7%については「劇的な改善」は予想していないと発言。特に欧州ではウクライナ戦争が引き続き信頼感の「非常に大きないリスク」だと指摘した。