[東京 17日 ロイター] - 松野博一官房長官は17日午前の記者会見で、閣議決定した日銀の副総裁人事ついて「それぞれの特性を生かしつつ、一つのチームとして高い総合力を発揮してほしい」とコメントした。
政府は17日の閣議で、日銀副総裁に前金融庁長官の氷見野良三氏、日銀理事の内田真一氏を20日付で任命する人事を決定した。任期は5年。松野長官は、日銀には引き続き政府との連携のもと、経済物価・金融情勢を踏まえつつ適切な金融政策運営が行われることを期待すると改めて述べた。
閣議では、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を相次いで発射していること、拉致被害者問題について同国から解決に向けた動きが示されていない状況などを受け、核ミサイル開発等に関与した3個人を資産凍結等の対象として追加指定することを了承。松野長官は、北朝鮮には「問題解決に向け具体的行動をとるように強く求める」と述べた。
(佐古田麻優)