[ロンドン 12日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は12日、英中銀はインフレ急上昇によるリスク抑制に向け一段の取り組みを行わなくてはならない可能性があると述べた。
英中銀は11日、政策金利を4.25%から4.50%に引き上げると決定。利上げは12回連続で、政策金利は2008年以来の高水準となった。
ピル氏は英中銀のウェビナーで、インフレ見通しの望ましいパターンを示す証拠が出ているとしながらも、過去の傾向とは異なる形で進展が妨げられる可能性があるため、中銀にはまだ行うべきことが残っているとの考えを示した。
中銀が前日に決定した利上げについて、インフレが持続するリスクが残っているとの見方を反映したものと説明。持続的なインフレダイナミズムの発展を阻止することを目的としたものだったと述べた。