🤑 これ以上お求めやすくはなりません。この60%引きのブラックフライデーセールをどうぞお見逃しなく…特別セールを請求する

カナダ住宅市場に回復の兆し、中銀の利下げ転換先送り要因にも

発行済 2023-05-15 14:02
更新済 2023-05-15 14:09
© Reuters.  5月14日、低迷が続いたカナダ住宅市場に回復の兆しが出ていることについて、インフレ押し上げ要因となり、先月利上げを停止したカナダ銀行(中央銀行)の利下げ転換を遅らせる可

[トロント 14日 ロイター] - 低迷が続いたカナダ住宅市場に回復の兆しが出ていることについて、インフレ押し上げ要因となり、先月利上げを停止したカナダ銀行(中央銀行)の利下げ転換を遅らせる可能性があるとアナリストは指摘する。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ロバート・カブチック氏は「住宅市場が本格的に持ち直し始めても中銀はあまり喜ばないだろう」と述べ、住居費の観点で今年後半はインフレ上昇をもっと実感できるようになると予想した。

カナダの消費者物価指数(CPI)で住居費のウエイトは30%と最も高い。

カナダで最も人口の多いトロント大都市圏の平均住宅価格は4月に3カ月連続で上昇。他の主要地域でも上昇が見られた。

一方、金利高にもかかわらず住宅ローン延滞率は今のところ低水準で推移している。

ただ、状況は一変する可能性がある。ロイヤル・バンク・オブ・カナダはこのほど、住宅ローン延滞率が今後1年間で約30%上昇するリスクに警鐘を鳴らした。

© Reuters.  5月14日、低迷が続いたカナダ住宅市場に回復の兆しが出ていることについて、インフレ押し上げ要因となり、先月利上げを停止したカナダ銀行(中央銀行)の利下げ転換を遅らせる可能性があるとアナリストは指摘する。写真はバンクーバーで2017年1月撮影(2023年 ロイター/Chris Helgren )

もう一つの懸念材料は米地方銀行部門のストレスがカナダに波及する恐れだ。

それでもなお、住宅の供給不足や記録的な移民流入、堅調な労働市場は住宅市況の改善を後押しする。

キャピタル・エコノミクスのシニア・カナダ・エコノミスト、スティーブン・ブラウン氏は、賃金の伸びが鈍ってインフレを下押ししても、住宅価格が高騰すれば中銀が利下げを急ぐことはないだろうと述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます