[2日 ロイター] - 米財務省は2日、四半期定例入札(クオータリー・リファンディング)における米債の発行規模を第3・四半期に「漸増的に」引き上げ、その後も引き続き増加させると発表した。
来週の入札では3年債(420億ドル)、10年債(380億ドル)、30年債(230億ドル)の計1030億ドル相当を発行する予定。一方、840億ドルの有価証券が償還される。
また今後3カ月にわたり、2年債と5年債の入札規模を毎月30億ドルずつ増やすほか、10年債の新規オープン発行とリオープン発行も30億ドルずつ増やすという。
3年債は毎月20億ドル、7年債は毎月10億ドルそれぞれ増加する。
さらに20年債と30年債の入札規模をそれぞれ10億ドルと20億ドル増加させ、2年変動利付債の入札規模も20億ドル増やす。
物価連動債(TIPS)の入札規模も「漸増」させる見通しで、まずは10月に5年物TIPSを10億ドル増加させる。
短期証券(Tビル)の入札規模も「緩やかに増加」させる。