[ベンガルール 3日 ロイター] - S&Pグローバルが発表したインドの7月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は62.3と前月の58.5から上昇し、2010年6月以来の高水準を記録した。インフレ圧力が高まっているものの、需要は依然底堅いことが示された。
ロイターがまとめた市場予想の58.0を上回り、業況の改善と悪化の分かれ目となる50は2年間上回っている。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済アソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は「サービス部門の堅調はインド経済活性化において重要な役割を果たしている。7月のPMIはこれまでのところサービス部門が7─9月期の国内総生産(GDP)にかなり貢献していることを示している」と述べた。
新規事業指数の伸びは10年6月以来の高水準となった。海外需要も14年9月の調査開始から2番目に高い伸びを記録した。
7月の製造業PMIは57.7と、前月から小幅低下したが、サービス部門の好調を背景に総合PMIは61.9と、13年ぶり高水準となった。