[3日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は3日、最近の物価上昇圧力の著しい緩和は歓迎すべきだが、国内インフレ率は依然として高すぎるとの見方を示した。
総裁は講演原稿で「確かに先月のインフレ率は良く、これが良い兆候だと望みたい」とした上で、「インフレ率は依然として高すぎる」と述べた。連邦準備理事会(FRB)の政策見通しには触れなかった。
原稿では景気後退が差し迫っているかどうかに主眼を置き、明確に予測はしていないが今後の一段の景気鈍化は「ほぼ確実」と指摘。一方で今回の景気下振れは過去に比べて深刻ではなく、雇用喪失も少ない可能性があると述べた。