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[ワシントン 17日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀が17日発表した8月の製造業業況指数は12.0と、前月のマイナス13.5から急上昇した。堅調な消費者需要を背景に新規受注が急増した。市場予想はマイナス10.0だった。
しかし、この急上昇は製造業の健全性を過大評価している可能性があり、企業はこうした傾向が長続きするとはみていない。6カ月業況予測は3.9と、2年ぶりの高水準となった7月の29.2から25ポイント以上低下した。
将来見通しの悪化は、8月の利益率の緩やかな低下と連動している。受取価格指数は9ポイント低下の14.1となった。また、価格上昇の鎮静化は年内は続く見通しで、今後12カ月間の予想上昇率は4.0%と、過去12カ月間の5%から低下した。
ペンシルベニア州東部、ニュージャージー州南部、デラウェア州の企業は雇用の減少を報告。雇用指数は7月のマイナス1.0からマイナス6.0に低下した。