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米利上げ、実体経済にまだ完全伝達せず=ブラインダー元FRB副議長

発行済 2023-09-02 05:54
更新済 2023-09-02 06:00
© Reuters. 1994年─96年に米連邦準備理事会(FRB)副議長を務めたアラン・ブラインダー氏は1日、FRBが2022年3月に開始した利上げの影響はまだ実体経済には完全に伝わっていな
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Lisa Pauline Mattackal

© Reuters. 1994年─96年に米連邦準備理事会(FRB)副議長を務めたアラン・ブラインダー氏は1日、FRBが2022年3月に開始した利上げの影響はまだ実体経済には完全に伝わっていないとの見解を示した。ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで述べた。写真は2017年11月、ニューヨークで開かれたロイター・ニューズメーカー・パネルに参加するアラン・ブラインダー氏(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[1日 ロイター] - 1994年─96年に米連邦準備理事会(FRB)副議長を務めたアラン・ブラインダー氏は1日、FRBが2022年3月に開始した利上げの影響はまだ実体経済には完全に伝わっていないとの見解を示した。ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで述べた。

同氏は「金融政策やインフレには、歴史的にみて平均2─3年のタイムラグがある。3カ月や4カ月早くなったとしても、それは大きな差ではなく、まだ十分あることを示唆している」と述べた。

ブラインダー氏はまた、コアインフレ率はヘッドラインインフレ率よりも遅いペースで金融政策に反応する傾向があり、伝達の遅れも相まって、FRBは今後しばらくの間金利据え置きを検討すべきだと述べた。

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