Divya Chowdhury Savio Shetty
[ムンバイ 1日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)の元国内市場担当者、ジョナサン・カーンズ氏は1日、豪政策金利はピーク水準近辺にあり、恐らく2024年中はその水準で維持されるとの見方を示した。
中銀が利下げを開始した場合、金利は段階的に中立的な水準に引き下げられるとも指摘した。
中銀は前回8月の会合で政策金利を4.1%に据え置いた。据え置きは2カ月連続だった。中銀は昨年5月以降、政策金利を計400ベーシスポイント(bp)引き上げている。
カーンズ氏は「中銀が引き締めを終了した可能性は十分にある」とし、経済活動の緩やかな鈍化は中銀の予想通りに進んでいると説明した。
また、国内の賃金上昇は「比較的抑制されている」とし、それが経済の軟着陸(ソフトランディング)を後押しすると説明した。