Panarat Thepgumpanat Panu Wongcha-um
[バンコク 12日 ロイター] - タイのセター首相は12日、今週中に経済政策を発表すると明らかにした。家庭のエネルギー負担軽減や農家向けの返済猶予、観光業支援などが柱になる。
首相の経済政策を巡っては、具体性に欠け方向性が見えないとの批判が出ている。セター氏は内閣で13日に計画を正式に決定し、早急に導入すると述べた。
政府は補助金や賃上げで経済を活性化させる計画。セター氏は1日当たりの最低賃金を337バーツから400バーツ(11.25ドル)に引き上げるため労働者や雇用主と交渉すると説明した。
また、家庭の電気代と燃料費を早急に引き下げ、観光収入の柱となる中国観光客のビザ(査証)を免除すると表明。農家向けの返済猶予も第4・四半期に計画しているという。
さらに、観光業などを対象とした短期的な景気刺激策や賃上げ、家庭や物流部門のエネルギーコスト負担軽減などを考えていると述べた。
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