Davide Barbuscia
[ニューヨーク 14日 ロイター] - JPモルガン・アセットマネジメントの幹部は14日、米連邦準備理事会(FRB)は金利のピークに達した可能性が高いとして、米国債は今後数カ月の間に上昇するとの見通しを示した。指標となる10年国債利回りは年内に3.75%近辺まで低下すると予想している。
アセットマネジメント・ソリューションのグローバルヘッドであるジェド・ラスコウィッツ氏はウェブセミナーで「われわれは期間10年の国債を買い持ちにしている。年末までにおおむね3.80%─3.75%に低下するとみている」と述べた。
また、グローバル債券・為替・コモディティー・グループのリサーチを統括するケイ・ハー氏は「来年リセッションに陥る可能性は残っている。長期国債価格の上昇は景気減速がより穏やかな場合にも起こるだろう」と指摘。「(利上げの)累積効果と遅行効果は十分であり、FRBはこれ以上踏み込む必要はない」とした。
同社の運用資産は2兆5000億ドル。