[ロンドン 15日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチの週間調査によると、今月13日までの1週間は世界の株式に過去1年半で最大の資金が流入した。
特に米国株と大型株への流入が目立った。投資家の間で米経済への信頼が高まっていることが浮き彫りとなった。
調査はEFPRのデータを基にしている。
株式には2022年3月以来最大となる253億ドルが流入。「ソフトランディングというコンセンサスに対する自信が強まっている」という。
米国株への資金流入も過去1年半で最大の264億ドル。大型株への資金流入は22年5月以降で最大の187億ドルだった。米国株と大型株は一部重複している可能性が高い。
半面、欧州株は14億ドルの資金流出となった。
キャッシュには289億ドルが流入。投資家が完全に自信を取り戻したわけではないことも明らかになった。
今年はマネー・マーケット・ファンド(MMF)に1兆ドルが流入しており、年間ベースで過去最高を記録する勢いという。