[ヘルシンキ 3日 ロイター] - フィンランド銀行(中央銀行)の理事で、大統領選出馬のため休職しているレーン総裁の代わりに欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーを務めるトゥオマス・バリマキ氏は3日、ECBは今のところ十分なインフレ対応を取っているが、今後さらに金利を引き上げる可能性は否定できないと述べた。
インフレ経路を巡るリスクがあると指摘。インフレ率がECBの目標である2%を上回る状態が長く続いており、物価上昇の抑制をさらに遅らせることは許されないとした。
その上で「インフレ見通しは基調的なインフレ動向や金融政策の伝達力にも照らして評価する」と語った。