[6日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、5日付のリサーチノートで、2024年のユーロ圏の経済成長率は1.25%─1.5%との見通しを示した。今年の成長率予想(約0.5%)の2倍以上となっている。
23年の成長率予想は、米国の2.2%を大きく下回っている。
米国は24年も2%の成長率を維持する見通しで、ユーロ圏はエネルギー価格などの逆風が弱まり、成長率の差は循環的に再収束するとみている。
一方でゴールドマンは、財政政策のリスクを指摘している。
エコノミストの見解として「長期金利の上昇と名目成長率の鈍化は、特にイタリアでより急激な財政調整が必要となるリスクを示唆している」と警告した。