[北京 4日 ロイター] - 財新/S&Pグローバルが4日発表した2023年12月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は52.9と、11月の51.5から上昇し、5カ月ぶりの高水準を付けた。新規受注の堅調な伸びが寄与した。
企業の将来に対する楽観度合いは3カ月ぶりの高水準を付けた。
新規受注は5月以来の高い伸びを示した。企業は顧客の数と支出の増加を要因として挙げた。
雇用を示す指数は増加・減少の分岐点を再び上回った。
サービス企業は24年の事業活動について明るい見方を維持し、楽観度合いが3カ月ぶりの水準に上昇したが、依然として長期平均を下回った。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは52.6と、11月の51.6から上昇し、5月以来の高水準となった。
中国国家統計局が12月31日に発表した12月の非製造業PMIはサービス業の活動指数が50を下回っており、中国経済に下押し圧力がなお存在することを示している。
アナリストは財新と国家統計局のPMIの乖離について、地理的、業種的な調査範囲の違いによるものと解釈している。