🐦 早起き鳥は 有望株を割安で見つけることができます。最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーに手に入れましょう特別セールを請求する

ECB2高官、性急な緩和けん制 「早期利下げの誘惑に抵抗すべき」

発行済 2024-02-24 02:50
更新済 2024-02-24 02:54
© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は23日、ユーロ圏のインフレ高止まりに懸念を示し、ECBは「早期利下げの誘惑」に抵抗すべきという見解を

[フランクフルト/ミラノ 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は23日、ユーロ圏のインフレ高止まりに懸念を示し、ECBは「早期利下げの誘惑」に抵抗すべきという見解を示した。

ナーゲル総裁は講演で「利下げは非常に魅力的かもしれないが、時期尚早だ」とし、第2・四半期のインフレ関連指標を待ち、「その後利下げを検討できる」と語った。

「とりわけ『ハードコア』とされるインフレは今後数カ月間、引き続き2%を著しく上回るだろう」とも予想。早期の利下げはインフレ目標の達成を頓挫させるリスクをはらんでいるほか、再度利上げを余儀なくされる状況が生じる可能性があり、代償が大きい失策という認識を示した。

シュナーベルECB理事も別の講演で、インフレ抑制に向けた最終段階は「序盤よりも困難となる可能性がある。われわれは慎重となる必要がある」と述べた。

© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は23日、ユーロ圏のインフレ高止まりに懸念を示し、ECBは「早期利下げの誘惑」に抵抗すべきという見解を示した。2021年12月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)

さらに、市場がすでに利下げの可能性を織り込む中、金融状況が大幅に緩和し、これまでのECBの取り組みの一部が巻き戻されているため、注意深くなることが求められているとした。

同時に、企業が急速な賃金上昇の一部を吸収し始めているという証拠をECBが確認していると述べた。これは賃金上昇の全てが物価上昇につながっていないことを示唆しているため、朗報となる。

金融市場では、ECBが6月に利下げに着手し、年内に計0.88%ポイント引き下げるという見方が織り込まれている。数週間前は計1.50%ポイントの利下げが予想されていた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます