[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所の調査によると、3月の国内企業の価格見通し指数は14.3ポイントと、前月の15.0ポイントから低下し、2021年3月以来の低水準となった。
予測担当責任者のティモ・ボルメルシャウザー氏は「インフレ率は依然として低下傾向にあり、今夏には2%を下回るだろう。ドイツの立場からすれば、欧州中央銀行(ECB)が近く利下げに踏み切らない理由はない」と述べた。
同国の2月のインフレ率は2.7%に鈍化。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー危機の際は2桁のインフレを記録していた。