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JPモルガンのダイモンCEOが後継者計画の概要を発表、ノンバンク融資に警戒感

編集者Brando Bricchi
発行済 2024-05-30 02:21
© Reuters.
JPM
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JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(NYSE:JPM)のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、5年以内に退任する意向を示した。最終的には同行の取締役会が決定する。米国最大の金融機関を18年以上率いてきたダイモン氏は、JPモルガンの経営陣の質の高さを認め、同行の取締役会が後継者候補を特定していることにも言及した。候補者の中には、商業銀行と投資銀行の共同CEOであるジェニファー・ピープザック氏とトロイ・ローボー氏、消費者金融とコミュニティ・バンキングのCEOであるマリアンヌ・レイク氏、資産運用とウェルス・マネジメントのCEOであるメアリー・エルドーズ氏が含まれている。

ダイモンは、ウォール街で最も長く銀行長を務めている人物の一人で、銀行業界の著しい成長と変化の時期にJPモルガン・チェースの指揮を執ってきた。ダイモン氏の発言は今月上旬の投資家向け会合でなされたもので、同氏はまた、今年初めに規制当局に提出した書類に詳述されているように、退任後に会長とCEOの役割を分離する計画についても言及した。

後継者計画に加え、ダイモン氏はノンバンクからの民間融資の拡大について懸念を示した。同氏は、市場が転換した際に「取り残された借り手」が発生することを警告したが、システミック・リスクを予見しているわけではない。JPモルガン・チェースは民間クレジット市場で競争するため、100億ドルの資本を割り当てた。

ダイモンはまた、消費者金融の現状について洞察し、消費者金融は好調であると述べ、企業はローンの支払いを効果的に管理しており、中間市場の損失や住宅ローンの損失はここ数年ゼロであると指摘した。しかし、市場部門を除いて今年910億ドルに増加すると予想されている純金利収入(NII)の急増の持続性については、長期的にはこの水準が維持されない可能性を示唆し、期待を和らげた。

この記事はロイターの寄稿によるものです。

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