サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

ユーロ週間見通し:もみあいか、ユーロ買い・米ドル売りは継続の可能性

発行済 2016-07-30 14:56
更新済 2016-07-30 15:00
ユーロ週間見通し:もみあいか、ユーロ買い・米ドル売りは継続の可能性
■上昇、米9月利上げ観測後退を意識した買い

先週のユーロ・ドルは上昇。
26-27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で金利据え置きが決まったことや29日発表の4-6月期米国内総生産(GDP)が予想を大きく下回ったことが要因。
米9月利上げ観測の後退で、週末前にユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。
取引レンジ:1.0952ドル-1.1197ドル。


■伸び悩みか、欧米金融政策の異なる方向性を意識

今週のユーロ・ドルは伸び悩みか。
欧州中銀(ECB)は次回理事会で、英国の欧州連合(EU)離脱の影響などを見極める見通しだが、今後の緩和方針に変わりはなく、ユーロ買いがさらに強まる状況ではないとみられる。
米国の年内利上げの可能性は残されており、欧米の金融政策の異なる方向性が意識されることでユーロは上げ渋る見込み。


予想レンジ:1.1000ドル-1.1300ドル

■軟調推移、円高・米ドル安の影響受ける

先週のユーロ・円は軟調推移。
米ドル・円相場が円高向に振れたことが要因。
米9月利上げ観測の後退を受けてユーロ買い・米ドル売りが活発となったが、日本銀行の追加緩和策に対する失望感が広がり、ポジション調整的な円買い・ユーロ売りが優勢となった。
取引レンジ:113円88銭-117円15銭。


■もみあいか、ユーロ買い・米ドル売りは継続の可能性

今週のユーロ・円はもみあいか。
日本政府による28兆円超規模の大型経済対策への期待はあるが、米9月利上げ観測は後退し、リスク選好的な円売りが大きく広がる状況ではないとみられる。
ただし、ユーロ買い・米ドル売りはしばらく続く可能性があり、この影響でユーロの対円レートは下げ渋る可能性は残されている。


○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・2日:6月生産者物価指数(前年比予想:-3.5%、5月:-3.9%)
・3日:6月小売売上高(前月比予想:+0.1%、5月:+0.4%)

予想レンジ:112円00銭-116円00銭


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます