サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

欧米為替見通し:ドル・円下げ渋りか、米経済指標や株価動向に注目

発行済 2016-08-18 17:31
更新済 2016-08-18 17:33
欧米為替見通し:ドル・円下げ渋りか、米経済指標や株価動向に注目

今日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開か。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録から年内利上げ観測が後退したことで、ドルは下落基調が続く可能性がある。
ただ、経済指標の上振れや株高の継続に下支えされれば、ドルの極端な下落は避けられよう。


前日発表された7月26-27日開催のFOMC議事録によると、雇用の伸びの鈍化が今後の利上げに反対する理由になるとの意見が出されたほか、次の利上げにはさらに多くの指標を点検する必要があるとの慎重な見方で一致した。
公表に先立ちダドリーNY連銀総裁が連邦準備制度理事会(FRB)による9月利上げの可能性に言及し警戒が高まっていた分、ハト派的な議事録には失望感が広がり、ドル売り基調が強まった。
18日のアジア市場でドル・円は99円65銭まで下落しており、その後の欧米市場でもドル売り先行となりそうだ。


一方、今晩のNY市場では、米国の先週分新規失業保険申請件数、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(21時半)などの経済指標の発表が注目される。
なかでも先週分新規失業保険申請件数は26.5万件と、前週の26.6万件をやや下回る見込みで、予想通り雇用情勢の改善が示されればドル売りを弱める材料となろう。
また、米ダウ先物の値動きから株高も予想され、ドル・円の大幅安は回避されるとみられる。



【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・7月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:+0.1%、6月:-0.9%)
・18:00 ユーロ圏・7月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.2%、速報値:+0.2%)
・20:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨公表(7月21日分)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.5万件、前回:26.6万件)
・21:30 米・8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:2.0、7月:-2.9)
・23:00 米・7月景気先行指数(前月比予想:+0.3%、6月:+0.3%)
・23:00 ダドリーNY連銀総裁会見(地区経済)
・05:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます