21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい
・現状維持を織り込む為替市場の動き
・ドル・円は101円56銭付近、ドルは一時101円22銭まで下落
・内需・ディフェンシブ関連株に関心
■現状維持を織り込む為替市場の動き
日経平均は続落80.18円安の16411.97円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えている日銀の金融政策決定会合での「総括的な検証」を巡って、不透明感がくすぶっており、利食い優勢からこう着感の強い相場展開となった朝方は小幅な下げにとどまっていたが、前引けが近づくにつれてポジション調整もみられ、一時16399.65円と16400円を割り込む場面もみられた
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めているセクターでは、保険、その他製品、電気機器、ゴム製品、卸売、鉄鋼、鉱業が冴えない一方で、不動産、小売、海運、食料品、医薬品が小じっかり規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落売買代金上位では任天堂 {{|0:}}、リクルートHD、トヨタ自
、ソフトバンクグ、村田製が軟調
日銀の政策決定会合の結果待ちのなか、黒田総裁のネクタイの色が、青と伝えられている現状維持への思惑が高まるなか、為替市場ではドル・円が1ドル101円20銭辺りまで円高に振れる局面をみせている参加者が限られるなか、短期筋の仕掛け的な売買で振らされやすい需給状況のようだ
結果判明後は仕掛け的な売買から荒い値動きとなろうが、明日は祝日で休場となるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするムードも強く、大引けにかけては反対売買も意識されるFOMCで9月利上げに踏み切る可能性は低く、サプライズがないとの見方がコンセンサスアク抜けを先取りする形での、押し目拾いのスタンスに
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は101円56銭付近、ドルは一時101円22銭まで下落
日経平均株価の弱含みが続くなか、ドル・円は一時101円22銭まで下落菅官房長官は21日午前、定例記者会見で「日銀は総括検証を踏まえて様々なことを検討されるだろう」と述べた日銀は、物価上昇目標を達成するため緩和策を投入してきたが、その有効性について総括検証したうえで追加的な緩和策を打ち出すと期待されている
ここまでドル・円は101円22銭から101円79銭、ユーロ・円は112円95銭から113円56銭、ユーロ・ドルは1.1148ドルから1.1157ドルで推移した
12時22分時点のドル・円は101円56銭、ユーロ・円は113円24銭、ポンド・円は131円80銭、豪ドル・円は76円72銭で推移している
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・内需・ディフェンシブ関連株に関心
・サムシングHD、JMNC、PSSの3社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
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